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安部 智之; 前田 誠一郎; 高下 浩文
GLOBAL2001, 0 Pages, 2002/00
FBR開発当初においては発電規模を急速に立ち上げるためにPu装荷量が小さく、増殖比が高い炉心が追求されてきた。しかしながら、軽水炉使用済み燃料中に多量のPuが蓄積している現状においては、増殖性要求は持続的エネルギー供給が可能となる1近傍に留まる。このような状況に鑑み、高燃焼度化を図りつつ、炉心での内部転換を1近傍として、ブランケットの装荷を最小限に抑えた炉心概要を提案する。このような炉心では、燃料サイクルに循環する核物質量が大幅に低減するため、経済性が向上する。このような炉心概念の適用例として1500MWe規模の大型炉心の設計研究を実施した。この炉心では、MOX燃料において内部転換1近傍を達成するために、比較的太い燃料ピン(直径12m)を用いる特徴がある。また、内部転換1近傍の炉心では燃焼に伴う出力分布変動が少ない等の良好な炉心特性を示した。
駒 義和; 青嶋 厚; 野村 和則; 佐野 雄一
Global2001, 0 Pages, 2002/00
先進的核燃料リサイクル研究の一環としてAm、CmやTc等の長半減期の放射性核種を分離回収するプロセスを開発している。TRUEX法の開発において、シュウ酸及びシュウ酸錯体の生成を考慮した計算コードを作成し、これを用いてシュウ酸の添加の効果を議論した。また、SETFICS法の開発については、高装荷フローシート及び抽出機構に関して検討した。Tcの電解析出回収については模擬高レベル廃液を用いた試験の結果を報告する。
田中 健哉; 河野 秀作; 小野 清
GLOBAL2001, 0 Pages, 2001/00
実用化戦略調査研究として実施した燃料製造システムの設計研究のフェ-ズI成果をまとめた。燃料製造システムとしてホットセル内での遠隔保守を前提とする低除染燃料製造概念を構築した。ペレット法、振動充填法又は鋳造法を基本プロセスとした、それぞれのシステムの経済性評価結果を実施し、各システムの大規模製造プラントにおいて目標コストを達成できる可能性を示した。
小沢 正基
GLOBAL2001, 0 Pages, 2001/00
環境負荷低減性を改良するために、長寿命MAの分離核変換技術開発が進められている。MAの分離については、従来はPUREX法にTRUEX法などの新抽出プロセスを付加せざるを得ず、経済性の観点からの改良が指摘されてきた。本論文は高極性の希釈剤にTRU抽出剤CMPを溶解した新溶媒により、U,Pu、Np及びAmを溶解液から、同時/一括抽出分離する抽出プロセスの成立とPUREX工程の削除可能性を示唆するものであり、分離プロセスの核不拡散性や経済性の向上に大きく寄与することができる。
石田 倫彦; 須藤 俊幸; 大森 栄一; 野尻 一郎
GLOBAL2001, 1(40), 0 Pages, 2001/00
核燃料サイクル開発機構では、1970代より東海再処理施設の溶媒抽出工程における核種の挙動を解析すべく計算コードMIXSETの整備を行ってきた。本報告では、最新版のMIXSET-Xに至るMIXSET開発の経緯及びMIXSET-Xの特徴、さらにはMIXSET-Xを応用して行った東海再処理施設の安全性確認作業について報告する。
Hebditc; 鷲谷 忠博; 小山 智造
Global2001, 0 Pages, 2000/00
本報は、乾式再処理技術開発の酸化物電解法及び金属電解法の機器開発において、工学規模の機器開発を行う上でキーとなる、処理能力の向上に関する概念検討の結果を報告するものである。